こ〜たろ〜 の 「介護放浪記」

福祉・介護の世界で着のみ着のままに放浪中~!息抜き8割、本業2割、でなきゃ続けていけません…。

久しぶりの通勤電車

一年半ぶりくらいかな?

 

通勤時間帯に電車に乗るのは。

 

コロナ禍で以前より乗車率は低いが、

 

どう見ても三密は避けられない。

 

しかし、皆さすがにマスクは着用している。

 

自分自身で身を守るしかないもんね。

 

全員がマスクをしている事に違和感なくいる自分。

 

むしろ、安心感さえある。

 

去年の自分が見たら異様な雰囲気のはず。

 

少しずつ生活スタイルに変化が生まれている時なのかも。

 

 

話は変わるが、

 

今日は、ちょっと拒否感の強かった方が、初めてデイサービスを利用する。

 

本人曰く、「まだ、自分は人の世話になるような状態ではない!」と入院を挟んで4ヶ月ほど拒んでいた。

 

自宅で入浴を三ヶ月ほどされていない。

 

家族は、介護に疲れはてていた。

 

藁にもすがる思いで相談の電話が鳴った。

 

母親に聞こえないように部屋を出て話す家族。

 

話す内容もあっちこっちに飛ぶほどで、その口調からも困っていることが伝わってくる。

 

電話口では、全容が捉えきれないこともあり、直接お会いして話を伺うことに。

 

ファーストコンタクト。

 

おどおどする家族。

 

あなた達は誰?と目で訴え身構える母親。

 

はじまりはそんな感じだった。

 

あれから、かれこれ四ヶ月。

 

介入から二週間で入院。

 

追い討ちをかけるようにコロナで病院は面会禁止。

 

関係性も作れないまま入院が続く。

 

そんな状況下、入院先の地域医療連携室の看護師さんが協力をしてくれた。

 

制限は厳しいが、カンファレンスを開催。

 

本人とも遠目に面会をさせてくれた。

 

そんなことを繰り返し二ヶ月ちょっと積み重ねた。

 

こんなご時世だからこそできた積み重ねの時間。

 

他にも方法はあったかも知れない。

 

 

無理やり勢いに任せてデイサービスへ行く手もあった。

 

でも、これはギャンブルのようなもので結果は吉と出るか凶と出るかその時次第。

 

私としては、出来る限り、本人の意思で決めてもらいたい。

 

行くにしても、行かないにしても。

 

 

そんな中、体調を崩して入院することになった。

 

だが、入院を機に少し考えが変わってきたようだ。

 

入院中、お世話になった看護師さんたちが、入浴を手伝ってくれていたことが功を奏した。

 

一人で入浴出来ない歯がゆさと、家族に迷惑をかけたくない気持ち。

 

そして、まだまだ自分は大丈夫というプライド。

 

そんな気持ちを察して対応下さった看護師のみなさん。

 

入院期間中にカンファレンスを数回行ったことで、情報共有が出来たことも大きい。

 

退院の時は、在宅医を交えての退院前カンファレンスを開催。

 

参加出来なかった訪問看護へも情報提供を。

 

退院から一ヶ月、少しずつ住み慣れた自宅での環境が整い始めた。

 

そして、今日、初めてのデイサービス。

 

楽しんでくれるかな?

 

 

 

【追記】

体験利用時、デイサービスへお邪魔して様子を見に。

 

初めて保育園に行く我が子が、親を見つけるなり、ひたすら話し続けるような感じで何度もおなじ話をしてくれる。

 

話し続けなければ、この場から離れて行く事を察しているかのように。

 

 

初めてだもんね、仕方ないよね。

 

 

私も、頷きながらただただ話を聞く。

 

お風呂に入るタイミングでデイサービスを後にする。

 

 

 

丁度、自宅へ帰ってきた頃に訪問し、今回の体験利用の感想を伺った。

 

思ったよりも好感触?

 

すかさず次回の利用を提案。

 

とんとん拍子に話が進み、週二回の利用へ。

 

あれだけ嫌がっていたのに、、、。

 

 

でも、受け入れるまでには、色々と葛藤があったと思う。

 

 

ありがとう。

 

 

また一つ、あなたを支える手が増えた。

 

 

こうして、あなたを支える環境が整っていく。



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