こ〜たろ〜 の 「介護放浪記」

福祉・介護の世界で着のみ着のままに放浪中~!息抜き8割、本業2割、でなきゃ続けていけません…。

「災害ボランティア」

2019年9月9日、関東地方に台風15号が猛威をふるった。

 

特に千葉県中南部は、大きな被害を受け水害や家屋の損壊、2週間以上停電の地域もあった。

 

話は少しそれるが、大学時代に寮生活をしていた私は、 前後の学年を含めると100人程と一緒に生活を共にしていた。学生による自治寮であった為、寮生同士の付き合いも下宿(今どき下宿とは言わないかな?😓)していた学生よりも濃いものであった。そんな4年間を過ごし卒業後は、皆がそれぞれに地元や首都圏へ就職し散り散りになった。しかし、30年近く経つ今も半数くらいの仲間と交流は続いている。

 

 

災害から2日、その大学時代の同寮生だった親友が災害を受けた地域に住んでいることもあり連絡を取ってみた。

 

 

1日空いてメールに返信があり、そこから何度かやり取りをした。被害はあったものの家族皆が元気にしていることを聞き"ふぅ〜っ"と安堵する。私が仲間の代表として連絡を取っていたこともあり、心配していた他の友人たちにも無事であることを伝えた。

 

9月13日、私は神奈川の親戚の所へ行く用事があり川崎へ来ていた。その千葉の親友は、家の補修に使用する資材を買いにわざわざ神奈川まで来ていたこともあり直接会うことが出来た。(被災地のホームセンターでは資材が不足していて購入が難しいらしい)

 

色々話したい事はあったが、「何か手伝えることはないか?」考える前に出てきた言葉はそれだった。

 

「大丈夫だよ。旧家の方は屋根がやられ雨漏りで中が大変だけど辛うじて水道が使えるし、うちは太陽光発電もあるから冷蔵庫だけは何とかね...、むしろ隣りの木更津や君津、鋸南町の方が大変だよ。被災したのはうちだけじゃないし、何とか頑張るよ!」と親友は落ち着いた表情で言っていた...。

 

千葉の親友に会ったその日の晩、ニュースでは、かなり被害を受けている住宅の映像が何度も流れ、日に日に被害状況が明らかになっていく。行政も被害状況把握に時間がかかっているようだ。

 

親友は「大丈夫だよ!」と言ってはいたが、素直にその言葉を受け取れない自分がいた。

 

(2019年9月9日〜9月13日の出来事)

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